姿勢が悪いのは疲れているからです。
誰でも疲れているときは何もしたくありません。
子供もおなじです。
努力しても姿勢は正しくはできません。正しい姿勢をするのが無理だから姿勢が悪いのです。 |
整体で姿勢を良くして、勉強やスポーツにがんばって取り組める体と環境を整えてあげましょう!! |
姿勢が良いと勉強がよくできます
どうしてか?なぜか?
ちょっと難しいお話ですが、読んでみて下さい
姿勢が良い子は勉強も良くできる | |
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なぜか? | |
まず脳の働き、仕組みからお話しましょう。 ●脳が消費する血液の量は、全身を流れる血液量の約20% ●脳が消費する酸素の消費量も全身の消費量の約20% 脳は酸素とブドウ糖をエネルギー源として働きます。つまり、この量が少なくなると言う事は、脳が働いていないと言う事です。 猫背になるとどうなるか? 全形姿勢になり頭が垂れて、頭の重みで、首の筋肉や血管・神経が伸ばされます。 伸ばされて血管が細くなるので、血流量が減り、脳へ行く酸素やブドウ糖の量が減り、脳の活動が低下してきます。(姿勢が悪くて勉強を始めるとアクビが出るのも、脳が酸素不足を起こしているからです。) つまり姿勢が悪い時点で、脳の働きが低下しています。 |
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また姿勢が悪いと、内臓にも悪影響を与えます。背筋がピンと伸びた状態だと、内臓も正しい位置、正しい形を保持する事ができますが、猫背だと内臓が骨盤の中へ押し下げられ、肺も圧迫され呼吸も浅くなり新鮮な空気を取り入れる能力が低下してきます。ですので、内臓や肺が動こうとすると無理がかかり、正常な場合に比べて何倍も働かないと同じ仕事をする事ができません。また内臓にストレスもかかってきますので、イライラして交感神経優位になってしまい、内臓も脳もリラックスした状態ではなくなってきます。つまり勉強に集中できなくなって来ると言うわけです。 また内臓も動く時にはエネルギーを消費します。つまり姿勢が悪いと、正常な場合に比べて、同じ働きをするのに何倍ものエネルギーを使いますので、すぐに疲れてしまいます。また体の中では、酸素とブドウ糖をエネルギーとして二酸化炭素と乳酸(疲労物質)が排泄されます。二酸化炭素は肺、乳酸は肝臓で分解・処理されますが、猫背だとその老廃物を運ぶ血液の流れも悪くなり、更に肺や肝臓の働きも抑制されてしまうため、更に疲れやすくなります。 |
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動物は寝ている時、副交感神経優位になり、内臓を活発に働かせて、老廃物の処理をします。ですので、姿勢の良い人とそうでない人が同じ睡眠時間を取っているとしても、姿勢の悪い人は処理能力が低いので、翌朝起きた時に疲れが残っており、それが繰り越されて蓄積されてきます。 | |
姿勢が悪いと言う事は、体が疲れていて、筋肉が正常な状態にないと言う事です。 運動をすれば姿勢は治ると思っている方もおられるみたいですが、既に姿勢が悪い時点で運動をしても、疲れを蓄積させるだけで逆効果です。姿勢を良くしてから運動をしてください。 |
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●運動できる子は頭がよい? | |
運動がよくできる子と言うのはたいてい姿勢の良い子です。姿勢が良いと運動するにも筋肉も頭もリラックスできていて無駄な力が入りません。つまり無理をしていないから良いプレイ、良い結果を出せるのです。 逆に姿勢が悪いと、腰・肩・肘・膝が痛いと言う症状が出て来て、そればかりが気になり練習や試合に集中できません。ですから結果が良くない。 ですので 姿勢が良い = 運動ができる = 勉強もできる |
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●姿勢は脳が覚えている | |
筋肉の動きを制御・支配しているのは、前頭葉の運動野です。姿勢が悪いのは筋肉に問題がある、と考えられがちなのですが、グッスリ寝て筋肉の疲れも取れているはずなのに姿勢が悪いと言う事はどう言う事なのか?それは脳での筋肉の制御が正しくできていないからなのです。筋肉を動かすのも学習で、勉強と同じです。例えば生まれたての赤ちゃんがだんだんと寝返りからハイハイできるようになり、立って歩く事ができるようになります。これは全て筋肉の動かし方を脳で学習して初めてできる事なのです。ボールを投げる、ボールを蹴ると言うのも同じです。狙ったとこへいかにうまく投げるか?それも反復練習(脳の学習)です。 ただ姿勢が悪いと、筋肉や関節の動きが正常な場合と比べ、スムーズに動かす事ができません。なのでどこかで無理がかり、痛み等々があればそれを回避する動かし方をしますから、練習していても毎回違った動かし方になり、正しく学習できなくて、いくら練習しても姿勢の良い子に比べたら上手にならないのです。 逆に言えば、姿勢の良い子と言うのは、少しの練習で修得・上達して行きます。これが姿勢の良い子とそうでない子の違いです。 |
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●姿勢はどうすれば良くなるの? | |
姿勢を意識して良くする事はできるの? 姿勢の悪い子と言うのは、その姿勢がその子にとって一番負担の少ない姿勢だからその姿勢を取るのです。ですので、背筋をピンとはった姿勢と言うのは、その子にとってはとても無理・負担のかかった姿勢なのです。 じゃぁ良い姿勢に戻すには? それには他人に正常な動き・形を学習させてもらうしかありません。悪い姿勢と言うのは、筋肉が例えば1+1=3と学習しているようなもので、1+1=2である事を指摘してもらって教えてもららわないと正しくは覚えられません。筋肉もそれと同じです。 他人に筋肉を動かしてもらって、正常な動きや形を学習させてもらわない事には正常な良い姿勢には戻らないのです。 |
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●親は子の鏡です | |
子供は生まれてから一番接する人(つまり親。特に母親)の動きや形を見て、手足や身体の動かし方を学習します。 つまり、子供は親を見て学習します。話し方や仕草が親と似るように、手足の使い方(歩き方など)も親を見て学習します。 親が腰痛や肩こり持ちだと、子供も腰痛や肩こりになる筋肉の動かし方(親が腰痛持ちで腰の痛みをかばうような歩き方を常にしていると、それと同じような歩き方)、使い方になってしまい、腰痛や肩こりと言った症状を訴えるようになります。 また親が猫背だと、子供も猫背になったりもします。(それが正しい姿勢だと、親の姿勢を見て学習してマネるので) ですので、子供さんが小さい時は、親がまず姿勢を直さないと、親を見てマネするので、姿勢は正しくはなりません。できません。 子どもさんの猫背や姿勢の悪さを気にされたら、まずご自身の姿勢を鏡で見てどうか?と言う事を確かめて下さい。 口で言っても、親がまず姿勢を良くして(なおして)、自らこれが良い姿勢だと言う事を子どもさんに教えなくては、子どもさんの姿勢は良くなりません。 親を見て、子供は常に学習しているんですよ。 また猫背は、骨の変形がなければ、背中の筋肉が固くなり過ぎて、それ以上縮まない為に(縮めると痛い。背筋をピンと伸ばそうとすると背中や腰に痛みが出たりする方もおられます)、胸をはって背筋がピンと伸びた姿勢を維持できない為です。ですので姿勢を戻して、筋肉の縮む力を取り戻してやれば、背筋がピンと伸びた姿勢と言うのは、自然と取れるようになります。 |
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